一般診療、皮膚科、耳科、歯科、整形外科、軟部外科、循環器科、眼科、健康診断、予防医療、ホテル、トリミング

犬の床ずれ(褥瘡)とは? ~原因や予防方法、ご家庭でできるケアについて~

寝たきりになったシニア犬や自力で体勢を変えることが難しい犬では「床ずれ(褥瘡)」が起こることがあります。

床ずれは、皮膚が赤くなる程度の軽いものから、傷が深くなり感染を起こしてしまうものもあるため早めの予防とケアが大切です。

今回は、犬の床ずれの原因や予防方法、ご家庭で出来るケアについてご紹介します。

■ 床ずれ(褥瘡)とは?

床ずれとは、同じ場所に長時間体重がかかることで血流が悪くなり、皮膚やその下の組織が傷ついてしまう状態をいいます。

特に寝たきりの犬や、自力で寝返りを打つことが難しい犬に起こりやすく、シニア犬では注意が必要です🚨

■ 床ずれができやすい場所

骨が出っ張っている部分は特に負担がかかりやすく、床ずれができやすい部位です。

・頬

・肩

・肘

・腰

・股関節まわり

・足首

毎日のケアでこれらの部位を確認する習慣をつけましょう

■ 床ずれの初期症状

初期の床ずれは、一見すると軽い皮膚トラブルのように見えることがあります。

次のような変化が見られたら注意しましょう⚠️

・赤みが出ている

・毛が抜けてきた

・皮膚が硬くなっている

・触ると痛がる

・傷や瘡蓋ができている

傷が深くなると、治るまでに時間がかかることがあります。

■ ご家庭でできる予防方法

①定期的に体勢を変える

 長時間同じ体勢にならないよう、2〜3時間ごとに体の向きを変えてあげましょう。

②やわらかい寝床を用意する

体圧を分散しやすい介護用マットやクッションを用意すると、皮膚への負担を軽減できます。

③皮膚を清潔に保つ

尿や便で皮膚が汚れたままだと、炎症や感染を起こしやすくなります。

汚れた場合は早めに拭き取り、皮膚を清潔で乾いた状態に保ちましょう。

④毎日のスキンシップでチェックする

ブラッシングや血流を良くするためのマッサージの時間は、皮膚の状態を確認する良い機会です。

「いつもと違うかな?」という小さな変化に気づくことが早期発見に繋がります。

■ 床ずれができてしまったら

赤みや傷が見られた場合は、市販の消毒薬や人用の軟膏を自己判断で使用するのは避けましょう。

 

床ずれの状態によって必要な処置は異なります。傷の深さや感染の有無を確認したうえで治療を行うことが大切です。

■ 気になる症状があればお早めにご相談ください

床ずれは毎日のケアによって予防できることも多い一方で、一度悪化すると治るまでに時間がかかることがあります。

「赤くなっているだけだから大丈夫」と様子を見るのではなく、早めにご相談いただくことで愛犬の負担を減らせる場合があります。

シニア犬の介護や床ずれ予防について不安がある方はご相談ください。

この投稿を共有する

Share on facebook
Share on twitter
Share on email