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犬アトピー性皮膚炎の体質改善薬 “インタードッグ”

こんにちは。院長の石村拓也です👨‍⚕️

犬アトピー性皮膚炎は完全に治すことが難しいと言われています💦

しかしアトピーのつらい症状を和らげ、病気とうまく付き合っていくために、今現在アトピー性皮膚炎には様々な治療法が提案されています💊

そこで、今回はアトピー性皮膚炎の治療のひとつ、『インターフェロン療法』についてお話しさせていただこうと思います👨‍⚕️

インターフェロン療法

犬アトピー性皮膚炎の症状を緩和する

世界初の“イヌインターフェロン製剤”

・体内の免疫を調節

・アトピー性皮膚炎の症状を緩和

・体質改善

■ アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はアレルギーの一種

アトピー性皮膚炎はアレルギーの一種で、体に侵入してきた異物(アレルゲン)に対し、もともと体のために働くべき免疫の機能が過剰に働いてしまうことから起こります。

犬種によってアトピー性皮膚炎になりやすい傾向が報告されており、柴犬、シー・ズー、ゴールデン・レトリーバー、ウェストハイランドなどが好発犬種と言われています。

■ インターフェロン療法とは?

体内の免疫を調節

インターフェロンとは、もともと動物の体内に存在する物質でα、β、γなどの種類があります。

特にインターフェロンγ(ガンマ)は体の免疫機構を調節する働きが高いとされています。

この働きによりバランスを失った免疫機構を整え、正常に戻すことで、アトピー性皮膚炎を治療する方法が“インターフェロン療法”です。

ステロイドや免疫抑制剤のように強い炎症の緩和や免疫抑制作用は期待できませんが、副作用はこれらの薬剤に比べると少ないと言われています。

即効性はありませんが、犬アトピー性皮膚炎のかゆみに対する有効率は投与後1ヶ月で約70%程度とされています。

■ インターフェロン療法の方法

インターフェロン療法は注射薬での治療となります💉

残念ながら1回の注射で効果が見られるわけではありません。

認可通りの実施では週3回の注射が必要となります。週1回の投与でも効果が見られますが、3回投与に比べると効果がみられるまでの期間が長くなる傾向にあります。

症状が落ち着いてきたら、投与間隔をあけていきます。

皮膚の炎症を直接抑える薬ではないので、効果発現はゆっくりめです。

■ インターフェロンのメリット・デメリット

【メリット】

・副作用が少なく、安全性が高い

・他の治療(ステロイドなど)と併用可能💊

ステロイドや分子標的薬

【デメリット】

・投与方法が注射💉

・効いてくるのがゆっくり🐢

■ まとめ

いかがでしたでしょうか?

もちろん犬アトピー性皮膚炎のワンちゃん全てに、劇的な効果が認められるわけでは有りませんが、他の治療法と組み合わせることのよってステロイドなどを減薬できたりする可能性があり、アトピー治療の有効な選択肢の一つと考えられます!

アトピー性皮膚炎のわんちゃんでお悩みの方はぜひご相談ください👨‍⚕️

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