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寒くなってきたら注意したい⚠️“尿石症”

こんにちは。副院長の石村真弓です👩‍⚕️

だんだん肌寒くなってきて冬の訪れを感じますね❄️

しかし寒い時期に多く見られる病気もあるので注意が必要⚠️その中のひとつが“尿路結石症”です‼️

尿の通り道を尿路と呼びますが、この尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に砂や石のような物質ができてしまう病気です。

この病気、時に命に関わることもあるんです💦

今回は尿路結石症についてお話していきたいと思います👩‍⚕️

尿中に見られたストルバイト結晶

■ 尿路結石症~どんな症状が見られるの?

頻尿、血尿、排尿困難など

結石の大きさは様々で、砂粒くらいの小さなものから、数cmほどの大きさのものまであります。

主な症状としては、

・トイレに行く回数が増える

・尿に血が混じる

・トイレ以外での粗相

・陰部を気にしてなめる

・膀胱炎

・尿路閉塞

(尿路に結石が詰まってしまい、尿が出せなくなる)

怖いのは尿路閉塞。結石や炎症産物が尿道につまっておしっこが出せなくなる状態をいい、尿毒症になり命に関わることもあるんです😰

特にオスは尿道が細長くカーブしているため、メスよりも尿路閉塞を起こしやすい体の構造をしています。

また、腎結石は腎臓の腎盂内でつくられる尿路結石症のことですが、これは実は無症状なことが多いんです。健康診断やレントゲン検査の過程で偶然発見されることが多いです。しかし腎結石が尿管へと落ち込んでしまうと、尿管閉塞から急性腎不全をはじめとする命に関わるレベルの緊急疾患を引き起こすこともあるんです😰。

定期的な尿検査やレントゲン検査、超音波検査などによる定期チェックが大事です。

■ 尿路結石症。どうやって治療するの?

食事療法や外科的処置

治療法は基本的に食事療法になります。尿石症の療法食は、原因となるミネラルの量や尿のpHを調整することを目標につくられています。飲水量が少ないとおしっこの量が減って濃くなり結石ができやすくなるため、お水をたくさん飲むよう調整されています。また水分が効率よく摂取できるので、ウェットフードを活用するのもお勧めです!

 

しかし、結石の種類によっては療法食で溶かせないものも存在します。溶かせない結石の場合や結石の大きさや個数によって、外科手術による治療が選択されることもあります。

また、結石が尿道に詰まってしまった場合は、尿道口からカテーテルを入れて尿道洗浄を行い、詰まっているものを押し出します。詰まっているものが取れない場合や、何度も尿路閉塞を繰り返す場合には外尿道口を広げる(ペニスの先)手術を行うこともあります。

腎結石、膀胱結石、尿道結石

■ まとめ

尿路結石症は割とよくみる病気の一つではありますが、時に命を脅かすこともある怖い病気なんですね😣

愛犬・愛猫を守るためにも日頃から排尿の状態に気を配り、異変を感じたらすぐ相談してくださいね🏥

    • 当院では11月〜12月にかけて

おしっこチェックキャンペーン

    • を実施しています🏥

 

この機会にぜひご利用くださいね✨

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