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歯周ポケット最深6mm 見えない場所で進行していた炎症…犬の重度歯周病の症例

「歯周ポケット」とは、歯周病が進行するとだんだん深くなっていく歯と歯ぐきの境目にできる深い溝のことを言います。

この溝の中には、歯周病菌などの細菌が多数潜んでいます。

今回は深い歯周ポケットを伴う重度歯周炎症が見られたわんちゃんご紹介していきたいと思います🐶

【症例】

・動物種:犬

・犬種:MIX(チワワ×マルチーズ)

・性別:避妊メス

・年齢:5歳8ヶ月

・Before

全体的に歯肉の炎症が強く、複数部位で深い歯周ポケットが認められました。

また、一部の歯には動揺もみられ、歯周病の進行が確認されました。

歯科レントゲンで深い歯周ポケットを確認

・After

スケーリング・ルートプレーニングによる歯周基本治療を実施し、その後必要部位に対してキュレッタージを行いました。歯周病の進行により、保存が困難な歯が認められました。

今後、咀嚼に重要な役割を担う機能歯を可能な限り温存するため、予後不良と判断した後臼歯については抜歯を選択しました。

歯石・感染組織を除去したことで口腔内環境の改善が認められました。

■ 基本歯科治療

①スケーリング

歯の表面や歯周ポケットに付着したプラークや歯石を専用の器具で除去する処置

②ルートプレーニング

スケーリングでは届かない歯周ポケットの奥深くにある歯石や歯根表面の汚染されたセメント質を除去し、歯の根を硬く滑らかにする処置

→歯の根の表面を硬く滑らかに仕上げることで、歯茎が再び歯の根に密着するのを促します。 

③キュレッタージ

歯周ポケット内の炎症を起こした病的な歯肉(不良肉芽)を掻き取る処置

歯茎の健康な回復歯への再付着を促します。

■ 今後のケア

今回の症例は歯周病が進行しやすい口腔環境の持ち主であるため、治療後の継続的な口腔内ケアが非常に重要となります。

歯周病は一度改善しても、再発しやすい疾患です。

そのため、

・毎日の歯磨き

・デンタルケア用品の活用

・定期的な歯科検診

・必要に応じたメンテナンス処置

を継続することで、口腔内環境を良好に保つことが大切です🦷✨

■ まとめ

歯周病は進行すると歯の喪失咀嚼機能の低下に繋がることがあります。

治療後の管理も重要なので、今後もホームデンタルケアと定期的なメンテナンスを継続し、良好な口腔環境の維持を目指していくことが重要です。

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