今回は、M.ダックスフンドさんの症例を交えながら、人の歯周病治療でも用いられている「歯周外科治療」についてお話ししていきたいと思います。
【症例】
・犬種 ミニチュアダックスフンド
・年齢 13歳
・性別 去勢雄
・病名 重度歯周炎
・処置 歯石除去 抜歯 歯周外科
・Before
全身麻酔下で歯科検査・歯科レントゲン検査を行い、
・歯肉退縮
・重度の歯周炎
・咬耗歯
が認められました。
さらに左下顎第1後臼歯の歯を支えている骨(歯槽骨)の欠損が確認され、根分岐部病変が中等度であることが分かりました
「歯周病」は、進行すると歯を支える骨や歯ぐきにまで炎症が広がり、骨を溶かしていく怖い病気です💦
そのまま進行すると、
・強い痛み
・出血
・口臭
・歯のぐらつき
・あごの骨折
・口腔鼻腔瘻
・腫脹
・抜歯
へ繋がる場合があります。
今回は左下顎第1後臼歯に対して行った歯周外科について解説します。
■ 歯周外科とは?
「歯周外科」とは、歯茎を切開して歯の根元や深い歯周ポケットなど、通常のスケーリングでは届かない深部の歯石や炎症組織を直接確認しながら除去し、歯周環境を改善する目的で行われる治療です。
歯周病が進行すると見えている部分だけでは病変の状態を十分に確認できないことがあります。
歯周外科を行うことによって、
・歯周病の原因となる細菌や汚れを徹底的に除去
・歯周ポケットの改善
・歯を残せる可能性を高める
といったメリットがあります🦷
・After
■ 最後に
歯周病は進行してから症状に気づくことも多く、重症化すると抜歯が必要になります。
そのため、
・日頃の歯磨き
・定期的な歯科検診
・早期治療
がとても重要になります。
当院では歯科に精通した診療を行っており、状態に合わせた適切な処置をご提案しています。
またご自宅でのケアが継続できるよう、歯ブラシでの歯磨きが出来るようになるための歯磨き指導も行っています。
日頃のケアから治療までしっかりサポートさせて頂きますので気になることがあればお気軽にご相談下さい。
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