こんにちは。看護師の尾形です👩⚕️
みなさん、ご自宅で愛猫の爪切りはできますか🐱?
今回は猫の爪切りの重要性、爪切りのやり方などを説明させていたいただこうかと思います😉
■ 猫に爪切りは必要?
放っておくと、肉球に刺さったり、ケガの原因になることも…
猫ちゃんの爪を切ることは、猫だけでなく飼い主さんにとっても大切です。家具を傷つけるだけではなく、ひっかかれると猫ひっかき病などの感染症に感染することもあるんです
猫自身も、伸びた爪が肉球に突き刺さって化膿してしまったり、引っ掛けて爪が折れたりしたりすることも🙀
室内飼いの猫ちゃんは飼い主さんによる定期的な爪切りが必要になって来ます
■ 猫の爪ってどうなってるの?
猫の爪の根元にあるピンクの部分は血管です。誤って切ってしまうと出血します😱爪を切る場合は、ピンクに透けて見える部分から1〜2mm ほど残して切りましょう。
猫の爪は何層にもなっており、爪とぎをすると古い層の爪が剥がれ、新しい尖った爪になります。歳を取り爪をとがなくなると、古い爪が剥がれ落ちずに残り、爪が太く巻き爪に変形していきます。
老猫ちゃんの場合は特に気をつけて、こまめに爪を切ってあげるといいですね😽
■ 爪切りグッズ
猫用の爪切りにも色々種類がありますが、使いやすいのは“ギロチンタイプ”でしょうか。これは輪っかになっている部分に猫の爪を入れ、刃を上下にスライドさせて爪を切るタイプです。
また、“ハサミタイプ”や“電動ヤスリタイプ”などもあります。
ハサミタイプは小さくて柔らかい子猫の爪を切る時などに適しています。
電動ヤスリタイプは仕上がりがとてもキレイです。しかし、“ブブブ”という音や爪への振動があるため、怖がりな猫ちゃんにはあまり向いていません。
動物病院ではギロチンタイプの爪切りを使うことが多いです。ギロチンタイプは爪を切る時に大きな音があまりしません。爪切りのパチッという音が苦手な猫ちゃんはギロチンタイプの方がいいかもしれません😺
■ 切るコツ
ポイント①: 保定
爪を切るときはバスタオルでくるんであげると大人しくやらせてくれる場合も😺
洗濯ネットや専用の猫袋などを使う場合もあります。
ポイント②: 切る順番
猫は怒り始めると大変です💦
嫌がらない場所から順番に切っていきましょう。
多くの猫は前足を触られるのを嫌がります。
・後ろ足→前足
・外側の爪→内側の爪
の順に切りましょう❕
ポイント③:肉球の根元を押さえ、爪を出そう
猫の爪の構造上、肉球を押さないと爪が出てきません。
爪切りを持つのと反対の手で、肉球の根元を軽く押し、爪が切りやすいよう出しましょう。
この時もできるだけ軽い力で押しましょう。
強くやると猫が嫌がるのでNGですよ🙅♀️⚠️
ポイント④:関節を押して手を伸ばしながら
1人でやるよりも誰かに抑えてもらいながらやった方が圧倒的に楽です。
可能なら2人でやりましょう。
猫はひっぱられたり、足の先端を持たれるのが嫌いです。肘や膝の関節を押し出すようにおさえてもらうといいですね。
ポイント⑤:スピード命!迅速に
猫の爪切りはさっと迅速に!時間をかけないのがポイントです。
猫は飽きやすいので、時間をかけていると途中で怒ってしまう可能性があります
犬の爪切りは面取りするように少しずつ何度も切る感じでやりますが、猫の爪切りの場合は、先端の細く尖っている部分を1回で切ることを心がけましょう!
一度爪切りに嫌なイメージがつくと、爪切りが嫌いになってしまうこともあります。
絶対に無理にひっぱたり、力ずくで押さえ込むようなことはやめましょう
ポイント⑥:もし出血してしまったら
⑴ 止血剤がある場合
粉末状の止血剤を、出血している爪の断面につけましょう。
⑵ 止血剤がない場合
ティッシュやコットンなどの清潔なもので出血している部分を数分間押さえましょう。
それでも止まらない場合は、病院に相談してください🏥
■ 爪切りを嫌がる時は…
いきなり爪切りをするのではなく、まずは足先に触れるスキンシップから始めてみましょう。スキンシップからの前段階が大事です。猫ちゃんが小さい時から足先に触れることに慣れさせておくのもポイントです。
ご自宅では1度に全ての足の爪切りをしなくていいんです。
まずは1本の爪を切るところから✨❣️
■ まとめ
今回は爪切りの必要性や爪切りのやり方などをご紹介させていただきました。
爪切りは定期的にやらなくてはいけない猫ちゃんの大切なケア
もちろん、どうしてもできない場合はご相談ください👩⚕️