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お腹の超音波検査で見つかりやすい病気

こんにちは。副院長です👩‍⚕️

当院では10〜11月で、秋の健康診断キャンペーン🍁を実施しています🐶🐱

1番上のプレミアムコースには、腹部の超音波検査がついており、とても人気のコースとなっています👑

超音波検査は、体内の様子をリアルタイムで見ることができるとても有用な検査です。

今回は腹部の超音波検査で、見つかることの多い病気についてお話したいと思います💁‍♀️

エコー検査のイラスト(猫)

■ 胆泥(たんでい)症

胆のう胆汁を貯めている袋状の臓器です。胆汁は脂肪を分解するための消化酵素や老廃物が貯留されており、その液はサラサラとした性状をしています。超音波検査で観察される胆のうは“黒い水風船”のように見えるのが正常な見え方です。

 

胆のうの収縮能力が低くなり胆汁の流れが滞ったり、成分に何らかの変化があるとドロドロの胆泥(たんでい)が生じることがあります。無症状であることが多く、検診時に見つかることがとても多いです。甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの内分泌疾患に併発することもあるので、胆泥症が見つかった場合は注意が必要です。

正常胆のう
白くドロッとした胆泥が貯留

■ 脾臓の腫瘤

脾臓は主に、免疫に関する働き、血液の貯蔵と破壊に関する働きをしています。

脾臓の病気は、症状が出にくいことや血液検査だけでは診断しにくいことから、発見が遅くなることが多いです😰

多くの脾臓腫瘍は血液供給が豊富であり、大きく成長した脾臓腫瘍が破裂し腹腔内で大出血を起こすとショック症状を示し、死亡することもあります。

脾臓の病気の早期発見には超音波検査での定期健診がおすすめです。

脾臓に認められた腫瘤

■ 膀胱結石

黒く水風船のように見えるのが膀胱です。膀胱結石があると、膀胱の中に白っぽいものが描出されます。

結石が小さいと無症状のこともあありますが、膀胱炎のような症状(頻尿、残尿感、血尿など)が見られることもあります。

結石が尿道に詰まってしまうと、尿毒症膀胱破裂を引き起こすこともあるので注意が必要です⚠️

通常膀胱
膀胱結石あり

■ まとめ

腹部の超音波検査は、無麻酔で実施でき、痛みを伴わず、しかもレントゲン検査等に比べ被爆の心配もありません。

エコー検査のイラスト(犬)

身体の中の状態を確認できる多方向から臓器を観察できる、とても有用な検査です✨

ぜひ定期的な健康診断で、超音波検査を実施してみませんか👩‍⚕️❓

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