『健康寿命』という言葉を知っていますか?
健康上問題ない状態で過ごせる期間のことをいいます。
近年、犬の寿命は伸び、ヒトと同様に長生きするわんちゃんが増えています。
大切な家族の一員であるわんちゃんには“ 健康に ”長生きしてほしいですよね。
そのためには日頃から
・愛犬の健康状態を把握しておくこと
・変化に少しでも早く気づいてあげること
が重要なポイントになってきます。
それに欠かせないのが
「健康診断を定期的に受けること」です。
どのくらいの頻度で受診?
若い時は1年に1回は!
シニア期に突入したら半年に1回が目安!
半年に1回なんて頻度が多すぎない?なんて思われるかもしれませんがそんなことはありません。
犬にとっての1年はヒトにとっての4〜5年くらいの経過があるんです。
犬はサイズによって年の重ね方が多少変わるのですが、だいたい1〜2年で人間で言う成人を迎えます。その後は大体1年で4歳ずつ年を重ねるので、一般的に小型犬は7歳頃になるとシニア期に入ったと考えられます。
「7歳」と言われるとまだまだこどものような気もしますが、小型犬で考えるとヒトの44歳にも相当します。ヒトだって若々しく見えても40代になれば何かしら不調も出てきますよね。それと同じでシニア期に入ると病気にかかるリスクはぐっと増します。
どんなコースを受ければいいの?
検査項目は色々あり、どこまで細かく検査する必要があるのかどんな組み合わせでやるのか等、獣医師と相談することがおすすめです。
犬種や年齢、今までかかってきた病気などによっても変わってきます。うちの子にはどんな検査プランが合っているのか相談しましょう。
また、健康診断では絶食処置が必要であったり、尿や便の持ち込みを指示される場合もあります。病院からの指示をしっかりと確認しましょう。
まとめ
病気が見つかってから治療を行うのではなく、
病気を未然に防ぎ、愛犬の一生のうちの「健康な時間」を増やすこと。
これが愛犬とそのご家族の幸せにつながるものだと考えます。共に迎えるヒトと犬の高齢化社会に向けて、犬の健康診断が普及していくことを願っています。