硬すぎるおもちゃやおやつ🦴、あげていませんか❓
ひづめや鹿の角、骨などの硬すぎるおもちゃやおやつは、わんちゃんの歯が折れたり欠けたりヒビが入ったりする原因となります⚠️これを「破折(はせつ)」といいます。
破折を治療せずに放置していると、細菌が入り込み炎症を引き起こしたり、さらには骨や臓器にまで影響を及ぼす可能性があります。
今回は破折が見られたわんちゃんの症例を通して、避けた方が良い危険なおやつやおもちゃの話をしたいと思います。
【症例】
- 犬種 MIX(マルチーズ×トイプードル)
- 年齢 2歳
- 性別 避妊雌
- 症状 歯がグラグラする(乳歯)
- 病名 軽度歯周炎、破折、乳歯遺残、欠損歯
- 処置 歯石除去、抜歯
・Before
全身麻酔下で歯科検診・歯科レントゲン検査を行ない、
・右第4前臼歯破折(歯肉縁下まで)
・象牙質露出
・乳歯遺残
・欠損歯
・歯肉炎軽度
が認められました。
・After
歯肉の縁の下まで破折していたため、今回は抜歯が適応となりました。
抜歯後は抜歯部位を歯肉フラップを作成し、歯肉縫合しました。
■ 破折の原因「危険なおやつ・おもちゃ」とは
ペット用品を取り扱っているサロンをみてみると、わんちゃん用のおやつやおもちゃがたくさん並んでいます。
食いつきがいい、楽しそうに齧っている、見た目が美味しそう・可愛いと理由だけで選んでいませんか?
しかし、物によっては破折の原因になってしまうものもあります。
⚠️代表的な危険なものがこちら👇
・ひづめ
・骨
・硬いチーズ
・硬いガム
・木製、プラスチック製のおもちゃ
健康な歯を守るためにおやつやおもちゃの「硬さ」も意識してみましょう。
硬さを判断する上で、目安になるのが「工作用のハサミで切れるかどうか」になります。
わんちゃんは噛む力が強い割に歯の表面のエナメル質が非常に薄いため、想像しているよりも簡単に割れたり、折れたりしてしまいます。
噛むことで歯が強くなる、顎が丈夫になることはありません。
歯が割れることで、歯を失うことになりかねないので、愛犬のために与えたおやつやおもちゃが歯のトラブルの原因にならないように注意していきましょう⚠️
■ そもそもなぜわんちゃんは噛むことが好きなのか
①狩猟本能
②歯の生え変わりによるむず痒さ
③ストレス解消
④口腔ケア
などがあげられます。
口を使って物を確認したり、噛むことで安心感や脳への刺激を得たりする自然な行動です。
子犬の甘噛みは遊びの一環ですが、成犬の場合はストレスや不安が原因のこともあります。
■ 歯を守りながら欲求を解決しよう
「噛みたい」「遊びたい」という欲求を無理に抑えつけるのではなく、正しい対象へと導いてあげましょう。
🦷歯を守りながら噛める・遊べるおすすめなものはこちら👇
・動物病院推奨歯磨きガム
・ノーズワーク
・知育玩具
・コング
・柔らかい布系アイテム
早速、お家にあるおやつやおもちゃの硬さを調べてみましょう。
「ハサミで切れるか」を頭に入れて、楽しくデンタルケアをしていきましょう!
当院では歯磨き指導から、万が一歯が折れた時の治療まで幅広く対応しています。
お困りの際はお気軽にご相談ください。
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