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暖かくなってきました🌸寄生虫に要注意⚠️

こんにちは。看護師の尾形です👩

先日は春一番が吹きましたね🌸

…ということは、そろそろフィラリアの予防シーズンです❗️🌟

フィラリア症は蚊が媒介する感染症で、進行すると命に関わることもある危険な病気です⚠️

予防がとても重要❗️なので、シーズン中はしっかり投薬をして大切なわんちゃん猫ちゃんを守りましょう🐶🐱💕

■ フィラリア症ってどんな病気❓

フィラリア症は、蚊に刺されることによって感染する寄生虫の病気

蚊のイラスト

フィラリアは成虫になると最大30cmにもなるソーメンのような糸状の寄生虫です。このフィラリアが肺動脈や心臓に寄生することによって発生します。

たくさん寄生することで、血流の流れが妨げられます。様々な障害が発生し、放置することで死に至ることもある大変怖い病気です😣

心臓に寄生したフィラリア

■ 犬はフィラリア予防前に血液検査が必要!

犬がすでにフィラリアに感染している場合に予防薬を投与すると、血液中の多数存在するミクロフィラリア(フィラリアのこども)が一度に死滅する可能性が。

すると全身のショック症状がおこって、場合によっては死に至ることがあります⚠️

以上のことから、予防薬を使う際には必ず事前に血液検査をおこない、フィラリアに感染していないことを確かめておく必要があります💉

※猫の体内ではミクロフィラリアが産生されることは稀なため、猫ちゃんの場合はフィラリア検査は実施しておりません。

少量の血液ですぐに結果が出ます👨‍⚕️💉

フィラリア抗原検査:陰性

■ フィラリア感染したねこの約4割が室内飼育🙀‼

猫がフィラリアに感染すると根治療法はありません

猫がフィラリアにもし感染してしまった場合、治療としては今出ている症状(呼吸器症状など)に対する対症療法がメインとなります。

ですが、一度症状が出てしまうと短期間であっても肺の組織構造が破壊され、内科的な対症療法を一生涯続けなければならない場合もあります💊

 

予防が1番の対策法

また、対症療法と併用してお薬を投薬し続け幼虫が未成熟虫になるのを防ぎ 数を減らしていく方法や、猫の心臓から成虫を取り出す方法などがあります。

しかし、どちらも猫にとって大きな負担となり命が危険にさらされることもあるんです😿

だからこそ、予防が一番の対策です🏥

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