こんにちは。院長です👨⚕️
先日、当院は
歯科用デジタルレントゲン装置を導入しました🦷✨
実は全国の動物病院でも、歯科用レントゲン装置を導入している病院は数%と言われています🏥
歯科用レントゲン装置は、一般的なレントゲンとどう違うのか?どうやって撮影するのか?どんなことがわかるのか?撮影に麻酔は必要なのか?
などなど詳しくご紹介したいと思います👨⚕️
■ 歯科用デジタルレントゲン装置
歯科用レントゲン装置を用いると、犬猫の小さな口腔内を、細部までより鮮明に検査することが可能となります。
主に
・歯周病精査(顎の骨の融解度など)
・う蝕の評価
・破折、咬耗による歯髄(神経・血管)の評価
・埋没歯(出てきていない永久歯)の評価
に有用です。
■ 歯科用デジタルレントゲン装置
通常のレントゲンは全体像の評価が可能ですが、左右の歯が重なってしまう点や、歯根や顎の骨などの詳細な画像を得る事ができないなどがデメリットとして挙げられます。
一方、歯科用レントゲン装置を用いると細部までより鮮明に観察することが可能となり、これまで分かりにくかった歯の疾患が、より正確に診断できるようになりました。
肉眼所見だけでは抜歯するかどうか迷ってしまう場合などの判断材料となります。
歯科用レントゲン装置は、きちんとした歯科処置をする場合には必要な検査です🦷
■ どうやって撮るの?
当院ではポータブルタイプの装置を使用しています。
センサー(デジタルフィルム)を口の中に入れて撮影します。撮ったレントゲン画像はすぐさまパソコン上に送られ、確認が可能です。
歯科用レントゲンの撮影は、無麻酔での検査は非常に難しく、当院では全身麻酔下での検査を推奨しております。
■ 隠れ歯周病…⁉️
一見キレイで、ぐらつきのない歯でもレントゲンを見ると実は隠れた歯周病があるかもしれません⚠️
気付かずに放置すると、歯周病の悪化につながる恐れがあります。
・歯石がついている
・口が臭い
・歯肉が赤い
・くしゃみが出る
・歯茎から出血しやすい
・食べる時、痛そう
このような症状がみられる子は要注意⚠️
歯科用レントゲンを撮って隠れ歯周病の検査をしてみてはいかがでしょうか👨⚕️