こんにちは。
トリマーの堀之内です👩
ぷにぷにした感触が魅力的な犬の肉球🐾
ついつい触ったり匂いを嗅いでしまう人も多いと思います。…私だけでしょうか?
実は犬の肉球には、犬が生活するために必要な役割がたくさんあります。
今回は、犬の肉球の役割や起こりやすいトラブル、日頃から心がけたい肉球ケアについてご紹介していきます💁♀️

■ 肉球ってどんな役割をしているの?
犬の肉球には、快適に過ごすための役割がたくさん🐾
①クッションの役割
肉球の表面は、角質層で覆われていて毛は生えていません。内部は厚みのある弾力性のある柔らかい組織でできています。
肉球はこれらの構造により犬の体重を支え、歩行時や着地時の足への衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。
②温度調節
肉球には犬の体で唯一、汗を分泌する腺が存在します。肉球から汗をかくことで体温の調節を行い、発汗によって肉球を乾燥から守っていると言われています。
また、恐怖を感じた時や緊張した時にも肉球から汗をかくことがあります。
③滑り止め
犬の肉球は、乳頭という突起状の構造物で覆われています。このスパイクのような突起状の表面構造のおかげで、地面との摩擦が生み出され、急な方向転換や急停止にも高い安定性を発揮しています。

④地面センサー
肉球にはたくさんの神経や血管が分布しており、犬は肉球を通して地面の様々な情報を読み取っています。
ただ地面の状態を感知できると言っても、犬は自分で危険を回避できるわけではありません。暑い時期のお散歩など、時間帯や歩く場所などには飼い主が気を付けてあげましょう。
■肉球でよくおこるトラブル
厚くて丈夫な犬の肉球🐾
他の皮膚に比べて丈夫なイメージのある肉球ですが、実は思っているよりもデリケート。
常に地面と接している部分だからこそ、傷や乾燥、炎症などのトラブルには注意しましょう⚠️
☆犬によく見られる肉球のトラブルをいくつかご紹介します💁♀️
①乾燥・ひび割れ
肉球が乾燥すると、ひび割れや炎症の原因になります。

②火傷
夏場の暑くなったアスファルトは、肉球の火傷を引き起こすことがあります。暑い時間帯の散歩は避け、飼い主自身が手のひらで直接地面を触って、路面が暑くないか確認してからにしましょう。
③外傷・異物が挟まる
「散歩後から、足をあげて気にしている」と、動物病院に来院される原因で多いのが外傷や異物です。肉球の間に小石が挟まっていたり、ガラスや鋭利な物を踏んで傷を負うことがあります。
④赤く腫れる
いつもより肉球が赤く腫れているような場合は、炎症を起こしていると考えられます。炎症の原因は、アレルギー、感染症、舐めすぎなど、さまざまなことが考えられます。
愛犬が足先を気にしている様子があれば、早めに動物病院に相談しましょう。

■日頃から肉球ケアを取り入れよう
🐾 愛犬の関節に問題がある
🐾 フローリングでよく滑っている
🐾 肉球が最近カサカサ乾燥している
こんな子は特に要注意!⚠️
肉球のケアが不十分だと滑りやすくなり、滑った時に関節に負担がかかってしまいます。
病気の予防のためにも肉球のケアは重要です。
①清潔に保つ
散歩後はぬるま湯やペット用のウェットティッシュなどで、優しく汚れや異物を取り除きましょう。その際、ゴシゴシ洗いは禁物です。また、濡れたまま放置すると雑菌が繁殖する可能性があるので、タオルなどでしっかり水気を拭き取るようにしましょう。
②足裏の毛
肉球の持つ効果は、肉球の間に生えた毛が伸びていると最大限に発揮されません。肉球が地面にしっかり接地できるように、肉球周りの毛はこまめにカットしておきましょう。
③保湿
乾燥は様々なトラブルを引き起こす可能性があるので、しっかり保湿ケアもしてあげましょう。犬用の肉球保湿剤はいろいろありますが、低刺激でベタつきが少なく、舐めても大丈夫なものを選ぶといいですね。

■肉球のガサガサ…実は病気の可能性も…⁈
肉球のガサガサ⚡️
実は乾燥以外にも、病気が原因でガサガサになることもあるんです。
・ジステンパーウイルス感染症(ハードパッド)
・表皮壊死性皮膚炎(肝皮症候群)
・自己免疫性皮膚疾患
など
他に体調の異常がないか確認し、何か気になることがあれば早めに動物病院に相談しましょう。
■まとめ
裸足で歩く犬にとって、「肉球」は人間でいう、足を守ってくれる靴のようなもの✨
その一方で、刺激を受けやすく、ケガや皮膚炎などトラブルが起こりやすい場所でもあります。
清潔を心がけ、上手にケアしてあげるといいですね。