こんにちは。獣医師の中川です👩⚕️
本当に異常な暑さですね😫
昨今、みなさんの熱中症に対する意識は高くいろんな対策をされているとは思いますが、数分なら車内に犬猫を置いて置いても大丈夫!なんて思っていませんか⁉️
・すぐ戻るから大丈夫
・数分だから大丈夫
…なんて絶対だめですよ🙅♀️⚠️‼️
外気温が25度を越えるような環境下で、締め切った車の中に残すことは避けましょう。
たとえ数分であっても、エアコンを切った車中では温度は急激に上昇し危険なレベルに達すると言われています🚨
■ 熱中症ってどんな病気?
“熱中症“とは、体温をうまく下げることができないことによって生じる様々な症状の総称を言います。
ヒトは汗をかいて体温を下げることができますが、犬猫はヒトと同じような汗腺は足裏にしかなく、ヒトと比べると体温調節があまり得意ではありません。
犬は暑さにさらされると、口を開けて大きくハアハアと浅い口呼吸(=パンティング)をして体温を下げようとします。猫は基本的に鼻で呼吸をする動物なので、犬のようにパンティングで体温を下げようとすることはまれです。猫がハアハアと口呼吸をしているときは要注意サインですね⚠️🐈
熱中症の初期にはこのパンティングがさらに早くなり、目や口の中が充血してきます。さらに熱中症が進むと呼びかけに鈍くなったり、けいれんや嘔吐・下痢を引き起こすことも。すぐに動物病院に連絡して受診しましょう🚑
重篤化すると心拍低下、呼吸不全、ショック状態を起こしやがて死に至るとても怖い病気です😖⚠️
①初期症状
・パンティング(浅くハアハアとした呼吸)
・よだれが大量に出ている
・結膜などが充血・うっ血している
・頻脈(心拍数が増加している状態)
②重篤化した場合
・ぐったりして意識がない
・下痢・嘔吐。震え
・意識消失・けいれん発作
・呼吸困難
■ まとめ
最近、ご来院のわんちゃんねこちゃん🐶🐱
いざキャリーから出すと、もわ〜っとした熱気と共に出てくるわんちゃん・猫ちゃんがたまにいらっしゃいます💦
移動の間に熱がキャリー内にもこもってしまうのですね😥キャリー内に保冷剤を入れたりなど、うまく対策ができるといいですね。気をつけているとはいえ、ちょっとの気の緩みから命に関わるような重篤な熱中症になってしまうかもしれません😔
人間ももちろんですがが、犬猫ちゃんも十分気をつけていきましょうね🌞❗️