こんにちは。院長です👨⚕️
今年3月、ヒルズさんから全く新しい発想の皮膚病療法食が、発売になりました!
その名も『オールスキンバリア』
今回は、オールスキンバリアというフードに関して、ご紹介をしたいと思います🤓
■ 皮膚疾患の主な原因
犬の皮膚疾患の主な原因として、アトピー性皮膚炎(環境に対するアレルギー)と食物アレルギーが挙げられます。
アトピー性皮膚炎は、主に花粉やハウスダストなど環境中のアレルゲン(抗原)に対する過剰な免疫反応によって起こります。
アトピー性皮膚炎は、主に花粉やハウスダストなど環境中のアレルゲン(抗原)に対する過剰な免疫反応によって起こります。
アトピー性皮膚炎の犬は皮膚バリア機能が低下していると言われており、バリア機能の低下によりドライスキンを生じた皮膚は抗原が容易に通過し、アレルギー症状の引き金となると言われています💦
また、犬の食物アレルギーは主に、牛肉・乳製品・鶏肉などに含まれるタンパク質が原因になって起こると言われています
犬において卵🥚は、約96%の食物アレルギーに対応できる原材料と言われています。この『オールスキンバリア』は食物アレルギーの中でも原因であることはごくわずかである『卵』をタンパク源として利用しています
卵は皮膚・被毛ケアに適した豊富なアミノ酸バランスを有しています✨
■ 健康な皮膚バリアの維持
皮膚バリア機能が低下すると外から入った環境抗原が炎症をおこし、さらに痒みを増幅し、皮膚を引っ掻いて皮膚バリア機能がさらに崩れてしまうという悪循環が生じます🌀💦
このため、皮膚のバリア機能を修復し痒みサイクルを断つことが重要になってきます!
オールスキンバリア は、健康な皮膚バリアの維持に役立つ栄養素を含有しています✨
皮膚バリアの修復には良質なタンパク質、必須脂肪酸のω-6脂肪酸、抗酸化成分であるビタミンEが役立ちます。
痒みの原因となるような炎症のケアには、必須脂肪酸のω-3脂肪酸、抗酸化・抗炎症作用のあるポリフェノールが役立ちます✨
これらの栄養素はわんちゃんの日頃の健やかな皮膚をサポートしてくれます🐕🍀
犬の皮膚トラブルは、食事のみで劇的に改善するのはなかなか難しいと言われています😰
しかし、オールスキンバリアを続けることによって、栄養や成分が健康な皮膚や被毛を作り、炎症を緩和する作用が期待されています✨
食事のおかげで、かゆみ止めの内服薬が少し休薬できたり、症状を軽減できる可能性があるんです💊✨
■ まとめ
アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは症状が似ていてなかなか区別がつきにくかったり、また同時に併発していることもあります。
このオールスキンバリアという療法食は、環境・食物アレルギーと皮膚バリアの健康維持すべてに対応してくれる療法食です!
皮膚の弱いわんちゃんたちが多い今、このような療法食が出てきてくれて嬉しいです✨
これから様々な場面で使用していきたいと考えています。
愛犬の環境・食物アレルギー&皮膚ケアをサポート was last modified: 8月 5th, 2022 by iwasa