こんにちは。副院長です
暖かくなってきて、もう春の陽気ですね
春といえば、植物が1番たくさん咲き、綺麗な季節
でも、私達に癒しを与えてくれるお花や植物ですが、犬猫にとって有害になる可能性もあるんです
今回は、犬猫にとって危険な植物についてお話しさせていただきます

■ ユリの仲間



ユリ、チューリップ、スズランなどユリ科の植物やユリに近い仲間は要注意
犬でも毒性がありますが、特に猫で強く毒性が出ることが知られています
ユリの中でもテッポウユリ、オニユリ、ヤマユリなどは猛毒であり、花粉を吸引したり、ユリを活けた水を舐めたりしただけでも症状が出ることがあります。
残念ながら有効な治療法はありません。食べたり、飲んだ直後であれば、直ちに嘔吐させるか胃洗浄を行うことにより救命できることもありますが、摂取させないことが第一でしょう。
■ アイビー・ポトス

アイビーやポトスは初心者でも育てやすく管理がしやすいメジャーな観葉植物ですね
しかし、これらにも実は毒性があることが知られています。
特に茎や葉っぱが危険です
嘔吐や下痢、気道閉塞、けいれんなどを引き起こすことも
■ ポインセチア

クリスマス時期に多く見られるポインセチア
ポインセチアを口にすると嘔吐や下痢、皮膚炎などを引き起こします。
※ここに挙げたものだけが危険な植物のすべてではありません
■まとめ
犬や猫は人間と体のつくりが異なり、犬猫には代謝できない成分がたくさんあります。
特に猫にとって有害な植物は、なんと700種類以上あると言われています。
犬猫が食べてはいけないものをあらかじめ、知っておくことは犬猫と暮らす上でとても重要です
誤食はないに越したことはありません。
起きてしまってから対処するのではなく、わんちゃんや猫ちゃんにとって優しいお部屋作りを目指してみましょう
危険な植物
was last modified: 4月 1st, 2022 by iwasa