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動物に負担の少ない手術

より早く、より安全・確実な手術をするために‥

こんにちは。院長です👨‍⚕️

 

当院は、手術機器としてエルマン社の高周波電気メス「サージトロンRFナイフ」を導入いたしました。
これは手術時の止血、組織の切離を行う機器です。

今回はこの機器を導入したことにより。どんなメリットがあ流のかをご紹介したいと思います🙋‍♂️✨

■ 電気メス・血管シーリング

手術時、腫瘍や臓器、組織を摘出する際には、出血が起こらないように血管の処理が必要になります。

今までであれば、手術用の糸を使用し血管を一つ一つ※結紮する必要がありました。(※結紮けっさつ=臓器摘出の際、周囲組織から分離切断する時に、断端を糸で結んで血流を止めること)

これにはいくつかのデメリットがあり、一つは血管の結紮に時間がかかるという事。もう一つに、稀に体内に残った縫合糸が原因で生じる〝異物反応性肉芽腫〟という炎症が生じる可能性があることです。

血管シーリングとは、電気メスの原理を応用し、組織同士をシールド(組織をパック)することで血管を含めた組織を凝固させる医療器具です。

組織同士をくっつける事で糸を使わずに血管を止め、出血を防いでくれます。

■ 導入によるメリット

・ 手術時間の短縮

・ 麻酔に対する負担が軽減

・ 生体への負担が少ない

・ 動物の体内に糸を残さない

・ 安全かつ確実な止血

エルマン社のサージトロンは切開、凝固を行なう電気メスとシーリング装置が一体となっており、スムーズに手術を進める事が可能に✨

ある程度の血管までは出血なしにシールドできるので、より安全に、より早く手術をすることができます。

■ まとめ

すでに導入して日々の手術で使用しておりますが、圧倒的に手術時間が短くなりました。

動物たちの負担が軽くなったのを日々実感しております👨‍⚕️

当院は動物に優しい手術を目指しています。

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