腎機能マーカー“SDMA”

こんにちは。副院長の石村真弓です👩‍⚕️

SDMAって聞いたことありますか?

SDMAは日本では2016年から検査が可能になった、比較的新しい腎機能マーカーです。

これまでの腎機能を評価する検査(Cre、BUN、尿検査)に追加することで、慢性腎不全などの腎疾患を早期に発見出来るようになりました。

今回は腎機能マーカー“SDMA”についてお話をしていきたいと思います☺️

■ 腎臓病~気づいたときには進行していることが多い病気

早期発見が難しい

腎機能の75%以上を失った状態を「腎不全」といい、慢性腎臓病とはその名の通りじわじわと腎臓の機能が悪化していく病気です。

腎臓病が進行していくと体内に毒素が貯まり、尿毒症などの重篤な状態を引き起こしたりします。

 

実は一生のうちに、犬は10頭に1頭、猫では3頭に1頭が腎臓病になるといわれています。

これほど一般的な病気ですが、早期に発見するのが難しい病気でもあります。

■ SDMA

腎臓病の早期発見に役立つバイオマーカー

腎機能の評価には血液検査や尿検査、腹部エコー検査などを行います。

血液検査において腎機能を反映する指標である尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Cre)は、腎機能が75%以上失われていないと異常が検出できないことが知られています💦

つまり従来では、腎臓病であると診断された頃には、すでに腎臓の余力が25%しか残っていないことになるのです。

しかしSDMAは、腎機能の40%が失われた段階で数値が高くなると言われています😳‼️

つまりこれまでより早期に慢性腎臓病を検出できる可能性があるんですね!

報告では従来の判定に比べて、猫では平均で 17ヶ月、犬では 9.5ヶ月早く慢性腎臓病を検出できたとされています

■ まとめ

腎臓病は早期発見が大事

腎臓は一度ダメージを受けると修復が難しい臓器。

進行を遅らせ現在の腎臓の機能を維持し、つらい症状を起こさないようにすることが腎臓病の治療目標です。

早期に診断することは、愛犬愛猫と快適な時間をより長く過ごすことにつながります🐶🐱🍀

もちろんSDMAは万能な検査ではありませんが、従来の検査方法と組み合わせて使えば、腎臓病の早期発見にとても有用です☺️
気になることがあればお気軽に当院にご相談下さい🏥👩‍⚕️

この投稿を共有する

Share on facebook
Share on twitter
Share on print
Share on email