一般診療、皮膚科、避妊・去勢、健康診断、ホテル、お迎え・お届け、ライフプランのご相談

知っておきたい血液検査の数値【中性脂肪・コレステロール】

こんにちは。看護師の齊藤です👩‍⚕️

春のフィラリア検査と一緒に健康診断(血液スクリーニング検査)も一緒に行う方が今の時期多いですね🌸💉意外と、中性脂肪コレステロールが基準値よりも少しだけ高い😵💦…なんて方も多かったのではありませんか❓

今回は、中性脂肪コレステロールについてご説明させていただきます😌

■ 中性脂肪(TG:トリグリセライド)

中性脂肪は名前のとおり脂肪の一種で、トリグリセライドとも言います。食事から摂取される脂肪の大部分が中性脂肪で、エネルギー源となったり体温を保ったりする働きがあります。

人ではこの数値が高いことは動脈硬化の危険因子として重要ですが、動物では動脈硬化の危険性が少ないとされています。そのため、他の疾患の診断補助スクリーニング検査としてとして測定されることが多いです。

💉 犬猫の中性脂肪参考基準値

(検査センターによって異なります)

 犬:30〜150mg/dl

 猫:20〜100mg/dl

中性脂肪が高値だった場合は、まず採血した時の食事時間を考えてみましょう💉👨‍⚕️

「朝ごはん食べてきちゃいました!」

「おやつをさっきたくさん食べました!」

なんて時は、中性脂肪は高値になるかもしれません🍖💦

中性脂肪食事の影響を大きく受けるので、正確な値を得るためには、12時間ほどの絶食状態で検査をおすすめします💉

絶食で再検査しても、中性脂肪が高値場合は、何か原因(基礎疾患)が隠れている場合があるので注意が必要です⚠️

💉 中性脂肪高値の原因

①原発性(1次性)高脂血症

遺伝性特発性(原因不明)によるものです。なりやすい犬種もおり、ミニチュア・シュナウザーシェットランド・シープドックは高トリグリセライド血症が認められやすいです。

 

②続発性(二次性)高脂血症
糖尿病肝疾患急性膵炎副腎皮質機能更新症(クッシング症候群)甲状腺機能低下症(犬)、薬物(ステロイドなど)などに続いて起こります。

著しい高値の場合は、食事療法や薬物療法が必要になる場合もあります💊

■ コレステロール(T-chol)

コレステロールは体の成分を作る脂肪分で、細胞膜を作ったりホルモンの原料になります。食物から吸収され、肝臓で合成されます。

中性脂肪同様、他の疾患の診断補助スクリーニング検査としてとして測定されることが多いです。

💉 犬猫のコレステロール参考基準値

(検査センターによって異なります)

 犬:100〜300mg/dl

 猫:80〜180mg/dl

中性脂肪は食事の影響を大きく受けますが、コレステロールは食事の影響はあまり受けません。

💉 コレステロール高値の原因

①原発性(1次性)高脂血症

遺伝性特発性(原因不明)によるものです。中性脂肪同様、シェットランド・シープドックなどで家族性の高コレステロール血症が認められています。

 

②続発性(二次性)高脂血症
糖尿病肝疾患急性膵炎副腎皮質機能更新症(クッシング症候群)甲状腺機能低下症(犬)、肥満、腎不全、胆管閉塞などに続いて起こる事があります。
 

💉 コレステロール低値の原因

肝機能障害

・消化不良/吸収不良

・タンパク漏出性腸症

・アジソン病

など

原疾患の治療によりコレステロール値の改善が認められる可能性があります。

■ まとめ

血液検査の「正常値」は絶対的なものではなく、健康的なベストスコアはわんちゃん猫ちゃんによって異なります。

定期的に検査を実施し、病気の早期発見に努められるといいですね💉

お困りのことががあればお気軽にご相談くださいね👩‍⚕️

この投稿を共有する

Share on facebook
Share on twitter
Share on print
Share on email