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犬のジアルジア感染症

こんにちは。院長です👨‍⚕️

ジアルジアという寄生虫を知っていますか❓

ジアルジアに感染するとどのような症状が起こるのか?

もし感染したら何に気をつければいいのか?など詳しくお話しさせていただきます😉

■ ジアルジア症

ジアルジアは、原虫に分類される寄生虫。ジアルジアに感染すると、下痢などの消化器症状が現れることが多いです。

成犬が感染した場合には目立った症状を示すことは少ないですが、子犬では症状が出やすく、主に下痢を引き起こします。中には食欲が落ちたり、腸で栄養が吸収できないため体重が減ってしまう犬もいます🐶💦

ジアルジアの形態は、栄養型嚢子型(シスト)からなります。

栄養型は独特な目が2つあるようなカブトガニのような外観をしており、スマイリングフェイス😊と呼ばれることも。糞便とともに排出される嚢子型が感染源となります。

ジアルジア(栄養型)

■ どのように感染するの?

ジアルジアは犬の消化管内に寄生し増殖した後、糞便中に排出されます💩

この感染犬のうんちに含まれるジアルジア嚢子を経口的に摂取してしまうことによって感染します。

また、感染した犬の糞便に汚染されたもの(例えば、ケージや壁、床、飲料水など)も感染源となることが多いです。

ジアルジアに感染した犬の便

■ どのように診断するの?

診断は基本的には、糞便を顕微鏡で直接観察し、ジアルジアを検出することによります。

しかし問題点が一つ⚠️‼️

顕微鏡での検出率があまり高くないんです😫。。実際の検出率は30%程度と言われています…💦

これはジアルジアの栄養型は糞便とともに排出された後、外界では長時間生存できない、ということとも関連しているでしょう。

ジアルジアを直接顕微鏡で検出するには、採れたてホヤホヤな新鮮なうんちが必要なんです💩✨💦(できれば30分以内)

最近では、簡便な抗原検出キット遺伝子検査(PCR検査)などの方法も💡

これらは顕微鏡による虫体の検出よりも感度が高いとされています✨

直接鏡検査法での検出率は低い…
ジアルジア抗原検査
遺伝子検査(PCR検査)

■ 感染対策

残念ながらジアルジア症に対する予防薬はありません🙅‍♀️

早期発見し、治療することで感染が広がるのを防ぎます。

ジアルジアは一度感染してても再感染することが知られています。治療中または治療後においても、飼育環境の清浄化は必須です❗️

感染源となる嚢子(シスト)は外界で長期間生存が可能です。

嚢子は乾燥と熱には弱いので、可能であればケージやサークルは熱湯やスチームで消毒しましょう。

また、感染犬の被毛にもジアルジアの嚢子が付着しているため、通常のシャンプーでOKなのでしっかりと洗ってあげましょう🛁

同居犬がいる場合は、部屋を分けるなど、他の犬が感染犬の便に接触しないようにしっかりと隔離する必要があります🐶⚠️🐶

ジアルジアに感染した犬の便

■ まとめ

ジアルジアには様々な系統があり、犬と人が共通して感染するものもあります。

人と動物の共通の感染症ということを意識し、もし感染してしまった場合は糞便の処理などをする際には手袋などをして十分に気をつけましょう⚠️

使い捨て手袋のイラスト

慢性的に下痢が続いている

・ペットショップやブリーダーから来たばかりの子犬が下痢をしている

などのわんちゃんは要注意⚠️

ぜひ当院までご相談くださいね👨‍⚕️🏥

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