犬と人の皮膚の違い

こんにちは。院長の石村拓也です👨‍⚕️

わんちゃんの動物病院受診理由、何が1番多いかご存知ですか?

実は皮膚病がトップなんです。

わんちゃんは本当に皮膚トラブルが多いです💦

では、なぜ犬の皮膚はトラブルが多いのでしょうか?

わんちゃんと人の皮膚の構造には違いがあるのでしょうか?

一緒にわんちゃんの皮膚についての知識を深めていきましょう🤓

■ 犬の表皮は人よりも薄い!

わんちゃんの皮膚🐶

一見してヒトよりも丈夫そうに見えますよね。しかし、実はヒトよりも薄く、犬の表皮の厚さはヒトの約1/3程度とされています。表皮が薄いために、皮膚バリアにおいて重要な役割を担っている角質や角質細胞間脂質もコンパクトなつくりになっています。

 

体の1番表面にある表皮が、外からの刺激から守るバリアです。表皮が薄いということは、それだけ外部からの刺激に弱くデリケートだということなんですね…😥

■ 皮膚のターンオーバー

皮膚は一定の周期で新しく生まれ変わっています

表皮の一番下にある基底層で作られた細胞は、成長に伴って徐々に皮膚の表面へと押し上げられていき、表皮の一番外側にある角質層まで移動すると、フケとなってはがれ落ちていきます。

このように新たに表皮細胞が作られ、それが皮膚表面から脱落するまでのサイクルをターンオーバー(新陳代謝)といいます。

通常、健康な犬では約3週間と考えられています。(人では約4週間)しかし脂漏症などの犬では、ターンオーバーが5~10日と極端に短くなっていることもあります。

■ 皮膚のpH

ヒトの皮膚のpH は弱酸性で、ボディーソープのCMでもよく弱酸性!という言葉を耳にしますね。しかし犬の皮膚のpHは中性~弱アルカリ性なんです。

シャンプーする際は、人間用のシャンプーでなく、わんちゃん用のシャンプーを使うようにしましょう!

 

また、犬はヒトに比べると皮膚表面の細菌感染症(膿皮症)を起こしやすいとされていますが、その一つの理由としても皮膚のpHが考慮されています。

犬の皮膚はヒトの皮膚よりもpHがややアルカリ側にあるため、皮膚表面の菌の増殖を抑制しにくいことが、膿皮症を発症させやすくしているとも考えられています。

膿皮症

■ まとめ

犬の皮膚は強い!とよく勘違いされていますが、表皮や角層の厚さからみてみても、ヒトよりもとてもデリケートな構造をしていることが伺えます。

 

健康な皮膚を保つためにも日頃から適切なスキンケアやバランスのとれた食生活が重要です。

皮膚にトラブルがありましたら、当院にお気軽にご相談ください。

この投稿を共有する

Share on facebook
Share on twitter
Share on print
Share on email