【症例報告】橈尺骨骨折(手の骨折)

今回は小型犬でよく見られる橈尺骨骨折の症例に関して報告させていただきます。

橈骨・尺骨は肘から手首の部分の骨です。

橈尺骨の骨折は前足の骨折の中で最も多く、

トイ・プードルポメラニアンなどの小型犬種でよく見られます。

 

ベッドやソファからの落下やドアに挟まってしまった、などふとしたアクシデントで発生することが多いです💦

 

【症例】

4ヶ月齢 トイ・プードル 未避妊雌

 

【稟告】

イスから飛び降りた後、右の前足を挙げて地面に着けない。触ると痛がる。

 

【検査】

 

レントゲン検査を実施。

右側橈尺骨の斜骨折が認められました。

【治療】

 

骨折の部位や折れ方、動物の性格などにより治療方法は変わってきます。

一般的にはプレート固定、創外固定、髄内ピンなどを用いた治療が必要となります。

今回の症例ではプレートと骨折部位をスクリューを用いて固定するプレート固定法を用いました。

 

手術後、橈骨の骨折面が整復されていることを確認しました。

 

【経過】

3ヶ月後、骨癒合が認められたため、避妊手術と同時にプレートの抜去を行いました。

小型犬はちょっとした高さからジャンプしたり、抱っこから飛び降りたりするだけで骨折することがあります。

骨折すると非常に痛いですし、治療期間もつらいです😢

家具の段差をなくしたり、床がすべらないよう工夫してみてもいいですね!

 

骨折しないのが1番なので、日頃から室内環境の整備や抱っこの仕方など気をつけてみてください🐶

 

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