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仔猫を保護したら…🐱

こんにちは。社長の岩佐保宏です。

立春も過ぎ、暦の上では春ですね🌸

だんだんと暖かさも感じられ、春の訪れを感じます。

そして、春といば子猫の季節!!😸

 

この時期になると、子猫を拾ったという患者さんが多く見られます。

では、拾った子猫を動物病院に連れて行ったら…🏥

病院ではどんなことをしてもらえるのでしょうか?

詳しく説明させていただきます👨‍⚕️

子猫を拾ったら、すぐ病院へ行こう

元気そうにみえても、実は弱っていることも…

生まれたばかりの子猫は体が弱く、一見元気そうに見えても弱っていることも多々あります。

また、猫風邪や寄生虫などの感染症ノミなどの寄生も伴っていることが多いです。

もし先住猫がいる場合は注意しましょう⚠

子猫が感染症をもっていた場合、先住猫にうつってしまう可能性があります。しばらくは別空間で隔離しておきましょう。

動物病院では、病気の治療だけではなく、オスメスの判別だいたいの月齢、今後どういったケアをしていけばいいのかなどもお教えすることが可能です。まずはぜひ一度動物病院にお連れください🏥

初めてお連れになる際は、ウンチを持参していただけるとスムーズに糞便検査が実施できます😄

① うんちの検査をしよう💩

お腹に寄生虫がいるかもしれません

拾ってきた猫ちゃんは下痢をしていないでしょうか?

まずは糞便検査を行いましょう。糞便検査では寄生虫の有無や便の細菌叢の状態などをチェックすることができます。

回虫などの寄生虫が抵抗力のない弱い子猫に感染すると、下痢や食欲低下、衰弱を引き起こしたり、最悪死を招くこともあります。

ウンチはティッシュなどではなく、ラップやビニール袋などにくるんで持ってくるとウンチが乾燥しないのでおすすめです💩

回虫卵

② ノミなどの寄生虫を駆除しよう

ノミの吸血により、貧血を起こすことも

拾ってきた猫はかなりの確率でノミが寄生しています。

小さい体にたくさんのノミが寄生すると貧血になることもあります😿

また、ノミが1回家の中に入ってしまうと家中ノミだらけになってしまうことも…。

病院処方のお薬でしっかりと駆除しましょう!

また今後もノミがつかないようにするためには、定期的なノミ予防が大切です。

③ ワクチン接種をしよう💉

子猫の免疫は不完全です

子猫の体は十分にできあがっておらず、体を守る免疫機能も十分ではありません。ちょっとした病気で、命の危険を招くこともあります😿

必ずワクチン接種を行いましょう!

ワクチンは生後2か月頃から接種可能です。

子猫の時は何回かの接種が必要になりますので、時期や回数などご相談ください。

 🐈 当院で扱っているワクチンの種類です。

💉 3種混合ワクチン

・ 猫ウイルス性鼻気管炎

・ 猫カリシウイルス感染症

・ 猫汎白血球減少症

💉 5種混合ワクチン

・ 猫ウイルス性鼻気管炎

・ 猫カリシウイルス感染症

・ 猫汎白血球減少症

・ 猫白血病ウイルス感染症

・ 猫クラミジア感染症

3種ワクチンは伝染力が極めて強い急性感染症を予防します。室内飼育であってもすべての猫ちゃんにおすすめしています。

すでに鼻気管炎等の症状が出てしまっている猫の症状の悪化を抑える効果もあります。 


5種ワクチンは野外に頻繁に出る猫ちゃん、外に出なくても網戸越しなどで野良猫と接触の可能性がある猫ちゃんにおすすめしています。

初めて子猫を迎えた方は、戸惑いや不安などがたくさんあると思います。

そんな時は当院にぜひご相談ください。

病気の治療だけではなく、子猫ちゃんとの生活もサポートできればと思います。

お気軽にどうぞ👩‍⚕️

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