こんにちは。看護師の百田です👩
今年もあっという間に年の瀬ですね!街全体もイルミネーションなどでキラキラきらめき、多くの人がワクワクする季節です🎄✨
しかし人が集まって飲食したり、パーティーが増えるこの時期は、普段なら起こらないようなペットの誤食事故が増えがちです🍗🎉💦
食べたものによっては時に命に関わることもあるんです😢
今回は年末年始の時期に気をつけたい誤食事故⚠️についてお話させていただきます💁♀️
■ 年末年始時期に注意したい誤食
慌ただしいこの時期は、愛犬・愛猫への注意がついおろそかに。ちょっと目を離した隙に誤食してしまう可能性も。
①焼き豚やハム、ローストビーフのひも
お歳暮などでいただくことが多いハムや焼き豚。また、クリスマス料理定番のローストビーフ。これらを巻いている「ひも」は、誤食した場合特に危険なんです!飲み込んだひもが腸にからまってしまうと、最悪の場合は腸を引きちぎってしまう危険性があります。ひもをちゃんとゴミ箱に捨てたとしても、荒らして食べてしまう可能性もあるので注意しましょう。ひもにはたまらないいい匂いが染み込んでからね…。ひもはもちろんですが、ハムやローストビーフもペットが届く場所に決して置かないように気をつけましょう⚠️
②チョコレート
こちらもクリスマス時期は、ケーキやお菓子などがいつもよりチョコレートを食べる機会も増えますね。カカオに含まれるデオブロミンと呼ばれる成分には、心臓・中枢神経を刺激し、不整脈や心拍上昇などの症状や発作を引き起こす可能性があります。カカオ含有量の多いビターチョコレートなどには、特に注意しましょう症状としては、嘔吐・下痢、興奮、多尿、痙攣などがみられます。
③チキン
クリスマスの定番、そうチキンですね!クリスマス時期に食べるチキンは骨つきのものが多いです。骨は噛んだ時に折れやすくのどや消化器官に刺さる恐れがあり、消化もしにくいので、通過障害や便秘の原因となることも。食べ終わった骨をちゃんとゴミ箱に捨てたとしても、その後イタズラして食べてしまうこともあるので気をつけましょう。
④かに・えびなどの甲殻類
かにやえびなど甲殻類の殻は、硬いだけでなくとがっています。誤って甲羅や殻ごと食べてしまうと口や胃腸を傷つけてしまう可能性があります。そのほか、体質によってはアレルギーを起こすことがありますので注意しましょう。食べた後の殻もいたずらしないように気を付けましょう。
⑤ケーキ
ケーキの上の飾りやろうそくを食べてしまうなど、明らかな異物を食べなければ大きな問題にはなりにくいです。しかし、食べ過ぎや、脂肪の消化がうまくいかなかったりした場合は消化不良を起こしやすく、嘔吐や下痢などの消化器症状を起こしやすいので気を付けましょう。
⑥ハンバーグやオニオンスープ
ネギ類(たまねぎ・ネギ・ニラ・にんにくなど)は犬猫は食べてはいけない食べ物の代表格ですね。これらに含まれる成分は、血液中の赤血球を破壊し貧血を引き起こすと言われています。症状としては、貧血、元気消失、嘔吐、下痢、血尿、黄疸などが見られます。子供が落としたハンバーグをぱくっと食べてしまうなんてことも多いので気を付けましょう。
⑦ポインセチアやクリスマスを飾る生花にも注意!
クリスマスによく飾られる赤いポインセチアには有毒成分が含まれており、嘔吐や下痢や皮膚炎を引き起こす場合があります。
また、猫にとってユリ科の植物は、非常に危険な観葉植物です。摂取が少量でも、急性尿細管壊死を特徴とする急性腎不全を引き起こし死に至ります。多くの場合致死性で、救命できたとしても慢性腎不全を患うことが多いです。
⑦おもち
おもち自体に中毒症状を示す作用はありませんが、人間と同様喉に詰まらせて窒息してしまう可能性があります。人間と違って犬猫は噛んで飲み込みません。あげるのは絶対にやめましょう。
■ まとめ
一年の中でも、ペットの誤飲・誤食事故が多くなってくる年末年始🎄🎍
大切な家族を中毒事故から守るためには、おうちでの「食べてはいけないもの」の管理が重要になってきます。ハッピーな年末年始を迎えるためにも、出来るだけ起こさないよう日頃から環境を整えてあげるのが大切ですね。