こんにちは。院長の石村拓也です🩺
先日、スギ花粉飛散開始のニュースが報じられましたね🤧
花粉症の方にとってはつらい季節ではありますが、犬も花粉によってトラブルを引き起こすのをご存じでしょうか🐶❓
今回は犬における花粉トラブルについてお話させていただきます👨⚕️
■犬も花粉症になるの?
「花粉症」というと、鼻水ズルズルでくしゃみがとまらなくなる姿を想像してしまいますね🤧
そもそも花粉症というのは、花粉などのアレルゲンが体内に侵入した際に引き起こされる過剰な免疫反応(アレルギー反応)のことを言います。日本人はスギやヒノキの花粉に対してアレルギーを持っている方が多いですね🌳
犬も花粉によってトラブルを引き起こすことがありますが、人間と同じ症状が出ることはほとんどはありません。人間と犬では症状の出方が違うんです🙅
■犬が花粉に反応した時の症状は?
人では、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が多いですが、犬の花粉による症状は主に皮膚症状となります🐕
主に耳、口・目周り、足先、脇、股などに発赤や痒みといった皮膚炎の症状が多く見られ、体を舐めたり噛んだりする仕草が見られます💦
■ 愛犬との花粉対策は?
花粉にアレルギー反応を起こす愛犬との生活では、花粉が皮膚になるべく接触しないようにすることが重要です🐶💡
① 花粉の付着を防ぐ!
花粉の飛散が多い時間帯の散歩をなるべく控えましょう🌞(1日の中で1番多く飛散するのは、日中12時頃。また、雨が降った翌日は雨で落ちた花粉が再び飛散するため、飛散量が多くなるので注意です⚠️)
お散歩の際は、花粉を通しにくい素材のウェアを着せるのがおすすめです。花粉がついているかもしれないウェアは、おうちに入る前に脱ぎ、家の中に花粉を持ち込むことを防ぎましょう🏡
② こまめな掃除と空気清浄機の利用
家の中に侵入する花粉を100%ゼロにするのは難しいかもしれません😥
愛犬が主に生活している場所を重点的に掃除や空気清浄機を設置するとある程度の予防が期待できるでしょう。
③花粉が侵入しない強い皮膚作り💪=保湿
皮膚バリア機能が低下した乾燥した皮膚は、アレルゲンの侵入を容易にします。
愛犬の皮膚のバリア機能を高める保湿によるスキンケアを日常的に行うのも重要です💡
セラミド関連物質、ヒアルロン酸、リピジュア、必須脂肪酸、ヘパリン類似物質などの保湿成分が含有されている保湿剤がおすすめです。
■ まとめ
犬に人間と同じような症状を起こす花粉症はありません。しかし、花粉をアレルゲンとするアトピー性皮膚炎の犬ではかゆみなどの皮膚炎を生じることがあります。
花粉飛散開始のニュースが流れたこの季節🌲🌸
愛犬が痒そうにしていたら、もしかしたら花粉に対するアレルギーがあるのかも⁉️
早めの対策で適切な治療が行えますので、ぜひ気になる方はご相談くださいね👨⚕️