愛猫を乳がんから守ろう!「キャットリボン運動
猫の腫瘍の中でも乳腺腫瘍の割合は多く、乳腺腫瘍の約8割が悪性(乳がん)であることが知られています。
また治療時の腫瘍の大きさや手術法により、その後の生存期間が大きく異なることも複数の研究で示唆されています。一方、一般の飼い主には猫に乳がんがあること自体、あまり知られていないのも現状です😔
当院は、人とは異なる猫の乳がんに対する正しい知識(予防、早期発見、早期治療)を普及させ
“乳がんで苦しむ猫をゼロにする”
ことを目的とした「キャットリボン運動」を応援している提携病院です🏥
■ 猫の乳がんってどんな病気?
「乳がん」は、乳腺(にゅうせん)という組織にできてしまう悪性の腫瘍です。猫には、猫には左右に4つずつ、計8つの乳腺があります。
猫の乳腺に“しこり(腫瘍)”ができたとき、その約80%が悪性であるということです」
1. 病気で亡くなる猫ちゃんの約1/3が「がん」
2. 猫の悪性腫瘍でも最も多い腫瘍の一つが「乳がん」
3. 猫の乳腺のしこりは約80%が悪性
4. 猫の乳がんは治療開始時のしこりの大きさなどにより、その後の生存期間が異なる
猫の悪性腫瘍で 一番多いのが「乳がん」
猫の悪性腫瘍トップ10
出典 : Veterinary Oncology Vol.8, Interzoo, 2015
■ 猫の乳がんって予防できるの?
乳がんの発症はホルモンバランスと関係があると言われており、生後6カ月以内に不妊手術をすると、乳がんの発生率が91%も低下。生後1歳までの不妊手術でも、発生率が86%低下することがわかっています。
ホルモンバランスと関連
不妊手術の年利と乳がん発生低下率
■ 早い時期の発見・治療が何より大切
初期の乳がんは痛みなどの症状がなく、猫の様子からは分からないといいます。そのため、病院に受診する頃には、既にステージが進行しているケースが多いんです…😿
1歳までの不妊手術に予防効果があることはわかっているものの、残念ながらそれ以外に乳がんを予防できる方法は、現在のところありません。
だからこそ、早い時期の発見・治療が何より大切です💡
キャットリボン運動では、猫の乳がんを飼い主さんが家で見つけることができる“乳がんチェックマッサージ”の方法を提案しています。
猫ちゃんへの負担も少なく、猫も飼い主さんも遊びながら楽しくできるマッサージ🐈🍀
ぜひ覚えて実践してみませんか👩⚕️🎀❓