ノミ・マダニ

 ノミ・マダニってどんな虫?

体の表面から血を吸う小さな寄生虫!

○ ノミ

ノミは約3㎜と小さく、毛の間を逃げまわります。探してもノミ自体が見つかるよりもノミの糞が見つかることの方が多いです。ノミの糞は黒い小さな粒で、湿らせたティッシュの上に置くと、赤茶色の色素ががにじんできます。

 

 

○ マダニ

マダニは他のダニと比べると大型で、3-10mm程度です。成長段階や吸血の有無で大きさや形態を変化させます。

森林だけはなく、市街地の植え込み公園の茂みにも生息しています。

マダニはクシバシを皮膚に差し込んで固定し吸血します。もし見つけても無理に引っ張ってはいけません。

 1回のノミ予防で、全てのノミはいなくなる?

いいえ!定期的なノミ予防が大切です。

目に見えている成虫のノミは、じつはたったの5%!!

あとの95%は卵、幼虫、さなぎの状態で周囲に隠れています。

これらの未成熟期のノミを根絶するためには、定期的なノミ予防でノミのライフサイクルを断ち切ることが必要です。

新たに侵入してくるノミに備えるためにも、1回だけでなく定期的なノミ予防が重要です。

ペットへのノミの被害は?

アレルギーを起こしたり、病原体をうつすことも。

○ ノミアレルギー性皮膚炎

ノミに繰り返し吸血されることで、ノミアレルギーになってしまうことがあります。

ノミアレルギーは非常に強い痒みを伴い、少数の寄生でも症状が出るようになってしまいます。

アトピー性皮膚の子では、ノミ寄生により症状が強く出てしまうので、予防がとても重要です。

 

 

○ 瓜実条虫(サナダムシ)

体長50cm以上になることもあるサナダムシ。

条虫の卵を宿したノミをさらに犬や猫が食べてしまうことにより寄生します。

下痢や嘔吐の原因となります。

マダニが媒介する怖い病気

死に至る恐ろしい病気も…

○ SFTS (重症熱性血小板減少症候群)
マダニを媒介とするウイルス性感染症です。

主に吸血によって人にも動物にも感染し、発熱や消化器症状、血小板減少などがみられます。

SFTSは、2011年に新しいウイルス感染症として報告され、人において感染者と死亡者が続出しています。

○ 犬バベシア症

バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊します。貧血、発熱、食欲不振、黄疸などが見られ、急性の場合は死に至ることもあります。

○ 猫ヘモバルトネラ症

ヘモバルトネラフェリスという細菌による感染症です。

猫が感染すると、貧血、元気消失、体重減少、食欲不振などの症状がみられます。

感染した猫が出産すると、仔猫にも菌が移行します。

また、輸血によっても感染することがあります。

どうやって予防するの?

1か月に1度、予防薬を使います。

1か月に1度、予防薬を使いましょう。

首の後ろに垂らす「スポットタイプ」、おいしく食べれる「おやつタイプ」があります。

詳しくはご相談ください。

予防は夏だけでいい?

年間を通しての予防しましょう!

ノミやマダニは気温が下がると活動性が低下します。

「じゃあ、予防しなくてもいいんじゃない…?」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

活動性が低いだけで、ノミやマダニは寄生するタイミングをうかがっています。

 

ノミは部屋の中の暖かい場所を見つけ出し、そこに潜んでいることもあります。一度侵入してしまうと繁殖が止まりません。

またマダニですが、秋の時期から大量に産卵して幼ダニが孵化してくる時期で、意外かもしれませんが秋はマダニのピークシーズンなんです。

寒い時季にこそ、年間を通したノミ・マダニ対策の必要性を再認識してほしいと感じます。

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